永久脱毛とは、医師の資格を有する医療従事者のみが厚生労働省より使用を許可された高出力のレーザー脱毛機器を用いて行う医療行為です。美容外科や美容クリニックなどで行われています。エステで行なわれている脱毛と医療機関での永久脱毛の仕組みは基本的な部分は一緒です。日本人の毛の色である黒色のメラニン色素にのみ反応するレーザーを皮膚表面に照射し、皮膚組織下の毛根の毛乳頭にダメージを与え毛が発毛できない状態へしていきます。
ここで重要なのが照射するレーザーの強さです。医療機関でのレーザーはエステの倍以上の高出力です。その為、一回の照射で毛乳頭へ与えるダメージが強く、結果的に照射する回数も少なく済み、同時にほぼ永久的に生えてこない状態にできるのです。レーザー脱毛を照射する時期は、「成長期」「退行期」「休止期」の毛周期と呼ばれるサイクルの中の「成長期」に効果を発揮しますのでその時期に合わせて間隔をあけて施術を行います。
もちろん毛周期には個人差はありますが、一般的な成長期のサイクルである2、3か月間隔に通院する人がほとんどです。医療機関での永久脱毛の場合は、1,2度の照射では、休止期中の毛が生えてきますが3,4回目となるとほぼなくなります。平均して5回前後の施術で満足できる状態になります。2、3か月の間隔をあけて施術ていきますので早い場合では1年以内、長くとも1年半ほどでに永久脱毛が完了することになります。